新しい命の誕生を心待ちにしている人や不安を感じている人。また、赤ちゃんが生まれ、お世話に追われ、どう赤ちゃんと関わればいいのかわからない人もいらっしゃると思います。けれど、赤ちゃんのお世話や発達についての情報はたくさんあるけど、赤ちゃんとのコミュニケーションについての情報はなかなか見つからないものです。そんな私も赤ちゃんを出産してまだ3か月。不安に感じることも色々あります。でも、3人目を産んで今までと全然違うなと実感しているのは赤ちゃんとの関わり方です。一人目、二人目は本当にお世話だけで余裕がなく、無表情、無言でお世話するだけの日々でした。そんな経験から学び、3人目でやっと気づいた赤ちゃんとの関わり方について伝授できればなと思います。
新生児~ねんね期の赤ちゃんの特徴
ねんね期の赤ちゃんの視覚
生まれてすぐの赤ちゃんはまだぼんやりとしか目が見えていません。しかし、明るさや暗さの違いはわかります。そのためか黒色と白色は赤ちゃんにも見やすい色だと言われています。生まれてから数週間経つと30㎝以内くらいのものは見えるようになってきます。ちょうど抱っこした時のママやパパの顔の位置くらいです。最初はぼんやりと輪郭がわかる程度ですが、少しずつ顔の違いなどもわかるようになってきます。生後3か月くらいになると目で物を追ったり、頭上のメリーやモビールなどをじっと見つめたりするようになります。目はしっかりと見えてきますが、原色だったりはっきりした色のものを好むことが多いようです。
ねんね期の赤ちゃんの聴覚
赤ちゃんの聴覚はお腹の中にいる頃から発達しています。ママのくしゃみや咳に反応して赤ちゃんがお腹の中でビクっと動いたことに気づいたママもいるのではないでしょうか。生まれてすぐはあまり音には反応しませんが、家族の声や生活音、環境音などは聞こえているはずです。生まれてしばらく経つと、大きな音に反応して身体をビクっと動かしたり、音楽や声かけなどで泣き止むことがあります。ママの声、パパの声、またはおじいちゃん、おばあちゃん、お兄ちゃん、お姉ちゃんの声などを聞き分けています。生後3か月頃になるとやさしいゆったりとした声で話すとこちらに顔を向けて聞こうとする行動が見られるようになってきます。
ねんね期の赤ちゃんの感覚
赤ちゃんは生まれた時から皮膚の感覚が備わっています。もちろん痛い・痒い・寒い・暑いなども感じます。皮膚から伝わってくる不快な感覚もわかります。オムツが濡れていたり、汚れていると泣くのもこのためです。背中をとんとんしてあげると落ち着くことがありますが、お腹の中で聞いていたママの鼓動と似ているからとも言われています。また、乳児期は一生のうちで一番成長や五感の発達が大きい時期でもあります。
ねんね期の赤ちゃんとのコミュニケーション
生まれたばかりの赤ちゃんはしゃべれませんし、話かけてもほとんど反応がありません。そんな赤ちゃんとどんなコミュニケーションを取ればいいんだろうと悩むことはありませんか?それに反応が無い赤ちゃんに話しかけると独り言を言っているような恥ずかしさもありますよね。そんな時は無理に話しかける必要はありませんが、自分に言い聞かせるつもりで話しかけながらお世話すると少し気持ちが楽になったりします。
お世話の内容を話しかける
赤ちゃんとの簡単なコミュニケーションの一つが、お世話の内容の声かけをすることです。「今からおっぱい(ミルク)を飲もうね」「オムツを替えるね」「お洋服を着替えようね」「今からお風呂に入ろうね」など、1日中色んなお世話をするのですから、それを口に出してみるだけでもコミュニケーションになります。赤ちゃんとの会話というより行動の確認だと思って口に出してみるとそこまで恥ずかしさは感じないのではないでしょうか。
不快なことがないか話しかける
赤ちゃんは、ミルクをあげてもオムツを替えてもなかなか泣き止まないことがあります。そんな時は理由がわからず困ってしまいますが、何かしら赤ちゃんにとって不快な原因がある場合も多いです。「寒くないかな?」「暑くないかな?」「ゲップが出てないけど気持ち悪くないかな?」など赤ちゃんが不快に感じることがないか確かめる意味も込めて話しかけてみてはどうでしょうか。私の経験上、授乳の時にぐずる原因はゲップだったということが多いです。そういう時は一旦ゲップさせてから授乳を再開するとまた飲んでくれることがあります。あとは便意があるのにすぐにうんちが出ない場合も不快な原因になっていたりします。そうやって思いつく不快の原因を口に出してお世話するのも赤ちゃんとのコミュニケーションになります。
身の回りのことを話しかける
これは赤ちゃんに話しかけることに抵抗が無くなれば試して欲しいのですが、なんでもいいので身の回りのことを話しかけてみてください。「今日はよく晴れているね」「雨が降っているね」「風が強いね」など天候のことや、「工事の音が聞こえるね」「ゴミ収集車が来たみたいだね」「鳥が鳴いてるね」「わんちゃんが吠えてるね」など外の様子がわかるような声かけをしてみると、赤ちゃんも自然に音や感覚とそれを指す言葉の繋がりを感じ取るようになってくると思います。
歌を歌ってあげる
これは慣れるまでちょっと恥ずかしいのですが、3人目にもなると赤ちゃんをあやしながら平気で自作の歌を歌えるようになりました(笑)自作の歌はさすがに恥ずかしいとしても自分の大好きな歌を歌ってあげるのも、赤ちゃんとのコミュニケーションになります。歌う歌は赤ちゃんの発達に良さそうな…とか気にせず、自分のテンションの上がる歌を歌ってあげるといいと思います。私は米津玄師さんとジブリの歌が好きなので、ノリノリで抱っこしたりベビーマッサージをしながら歌っています。ママやパパ自身の気分転換にもなるのでおすすめです。
絵本を読んであげる
赤ちゃんに絵本はまだ早いかなと思うかもしれませんが、読み聞かせもまたコミュニケーションとしておすすめです。情感たっぷりに読む必要はありません。淡々とでも良いので読み聞かせをすることで、赤ちゃんの言葉の発達を促します。また生後3か月頃からは絵もじっと見るようになってくるので、絵も見せながら読んであげるといいでしょう。でもまだ視力がはっきりしていないので、大きくて単純な形の絵が描かれ、はっきりした色が使われている絵本を選ぶといいでしょう。
おもちゃで遊んであげる
ねんね期はまだ自分でおもちゃを使って遊ぶことは難しいので、ママやパパが一緒に遊んであげることでコミュニケーションが取れます。最初はガラガラなど音のなるおもちゃから始めるといいでしょう。あまり大きな音がすると赤ちゃんがびっくりしてしまうので、シャカシャカ音が鳴る程度のものを選ぶといいと思います。目が見えてくるとメリーや自分でつかめるおもちゃでも遊べるようになってきます。誤飲などの心配があるので、簡単に壊れることのない安全なものを選んでください。
おわりに
赤ちゃんが生まれて毎日が慣れない育児でバタバタと過ぎていくねんね期。ついつい忙しかったり、気持ち的に余裕が無くて赤ちゃんとのコミュニケーションを忘れがちですが、しっかりと話しかけたりコミュニケーションを取らないと発達に影響しちゃうんじゃ!なんて気負う必要はありません。毎日、大事に大事にお世話しているだけで素晴らしいことです。赤ちゃんの発達を促すことも大事ですが、まずはママやパパ自身が楽しんで赤ちゃんと接するきっかけになるようなコミュニケーションの方法を探してみてはいかがでしょうか?少しでもこのサイトが参考になれば幸いです。
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